残念な時帰呼が綴る 残念な感じのON>OFF生活


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おはようございます(^0_0^)またまた寝落ちしてしまった時帰呼です。

いつも拍手を ありがとうございます。 とっても励みになります。 拍手コメントレスは 追記にて。


さて、お仕事の方は 順調に回復しつつあり 少しづつ忙しくなって来ました。
次回参加イベントに向かって 新しい作品を書いて行かなければいけないと思ってはいるのですが、そんな訳で、更に 寝落ちが激しくなりそうです。 困ったものだ;;; いや、何とかしますよ。 いつも こんな生活をしながらも なんとかやってきたのですから。

…で、九月の名古屋サンこその参加なさる皆様のサークルリストが掲載され始めましたね。 早速、現在掲載されているサークルさんのリンクをたどって 訪問してみたのですが… うわぁぁあ! 皆様 素敵なサイトで 目の保養をさせて頂きました。 眼福眼福

こんな素敵な皆様の中に 私なんかが紛れこんでいるかと思うと 恐縮してしまいます…が、サンホラに対する愛の大きさでは負けないぞっと気合いを入れ直して 頑張って行く所存で御座る。

とか、言いながら、今回 アップするのは またもや以前のブログで掲載していたSS です。 すみません(^^;
いや、新作も書いていますが まだ完成にはほどとおいものなのです。  

それでも、ちょっと読んでみようかなという お心の広い方は以下へお進み下さい。
内容は 以前発行したコピー本【獅子王伝】のラストシーンから数十年後、とある村の中央広場でのちょっとしたお話しです。

 
 




【獅子王伝 / エピローグ】


「ねぇ ねぇ それから 獅子王様は どうなったの?」

「‥ああ ごめんよ」

老女は 話しの先をせがむ子供達の声に ふっと我に帰った。

ある昼下がり、とある村の真ん中の広場に集まった子供達に ひとりの若者に纏わる物語りを語り聞かせるうちに
 昔むかしの 思い出が まざまざと蘇り、まるで あの方が 彼女の眼前に 立ち現れたように思えたのだ。

「獅子王様は、きっと そいつを やっつけたんだよね!?」

「さぁてね‥ 昔の事で 忘れてしまったよ‥ けれど…」

確かに あの時 あの場所で 起こった事は 間近に見たはずだった
けれど 今 覚えているのは 凄まじい稲妻と雷鳴
気付いた時には なにもかも 終わっていた。

遺されたものは 左肩から 乳房に かけて 深々と切り裂かれ 醜く盛り上がった傷痕だけ

老女は 皺だらけの右手で、黒き剣に刻み付けられた傷のために 不自由になった左腕を そっと撫でた。

戦士としての自分は この左腕と供に 死んでしまったが、
こうして あの場所に居合わせた誰よりも長く生き続ける事が出来たのは
【Moira】の気まぐれ だけだとは 思えなかった。

今の自分に出来る事も残された時間も それほど多いとは 思えなかったが、
あの方の生きた証を ほんの少しだけでも 後の世に伝えたい‥

それが たったひとつの 彼女の望みだった。

あの時、どんな形でも良い
もし、もっと別の形で二人が 出逢えていたなら
善き友人に‥ 、或いは……。

けれど 時は 二度と還る事も、留まる事もなく
人の夢や希望、想いなど 意に解さずに 流れ続ける大河なのだろう

もしかしたら その流れは、運命の女神にさえ
どうする事も出来ない程の 激流なのかもしれない 。


彼女が、若き獅子王の物語りを語り終えると
子供達は、温かい食事と優しい両親の待つ家へと、帰って行った。


さぁ どうやら、この村では 自分の知る全てを
語り尽くしてしまったようだ。

強張った手足の節々が 抗議の声を 上げているが
もう少しだけ 働いてもらおう
彼女は 痛む身体を 宥めすかしながら 杖に縋り立ち上がると
次の村を目指し 歩き出した。

まだ 日没までには 間があると 信じて…。



【獅子王伝 / エピローグ】


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