残念な時帰呼が綴る 残念な感じのON>OFF生活


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こんにちわ 今月は毎日更新しようと思っていたのですが
早々に 挫折してしまった時帰呼です。

昨晩は 涙さん宅の絵チャに いきなりお邪魔してしまいました。
初めての参加でしたが 暖かく迎え入れて下さり ありがとうございました
とても 楽しい時間を過ごす事が出来ました。

しかし、日曜の夜から月曜にかけて 二時過ぎまで 皆さん頑張っていましたが
大丈夫だったんでしょうか? それだけが 心配です;;;


さて SS【夏祭り】ですが またまた たいして進んでいません。申し訳ないです。
エンジンが掛かるのが 遅いタチなので やっぱり土日の二日間は 休みが欲しいです。

とは言え そうも言っていられないので頑張ります。


よろしければ 以下へ どうぞ…




******



日に焼けた褐色の肌に纏った 大きく背中に『片桐』と自分の名前が染め上げられたド派手な法被は 昔から 自己主張の強かった彼には 凄く似合っていた。

けれど、どうして此処に? 中学の最終学年という微妙な時期に お父さんの仕事の都合で 富山県に引っ越して行った筈なのに

それっきり 彼の事は忘れていた…と言いたいが、彼のキャラを忘れられる人間など皆無だろう。 クラスに一人は 必ず居るお調子者なんだけど、けっして鬱陶しかったり 嫌みな感じのしない男子だった。
これは、人みしりの激しい私にとっては すごく珍しい事だと言える。

「どうしたんだ? こんな所で!?」

「それは、こっちの台詞だろうが!! お前こそどうしたんだ?」

尊は いつになく興奮した様子で 早口でまくし立てている。

「どうって、こっちには婆ちゃんが残っているからな 夏休みで帰省って奴だよ
 そうしたら、露天商をやっている先輩に声を掛けられて お手伝いって訳だ!!」

そう言って大きく手を広げ 後ろにある露店を指し示す片桐の顔には、懐かしいクラスメートに再会した喜び以上の感情が窺えた。 これは、同じ学年の人間だったら知らない者はいないだろうから 敢えて口に出す必要も無いだろう。 それほど 片桐って奴は 隠し事の出来ない裏表の無い性格だって事だ。

興奮気味の片桐に言われて見てみると、彼の背後に有ったのは 可愛いキャラクターや戦隊物のヒーローのイラストが描かれたビニール袋が鈴なりになった綿飴屋の屋台だった。 

「なんだよ 似合わない物を売ってるんだな」

「似合わないって なんだよ! そんなこと言わずに ひとつ買って行ってくれよ!」

「えええ~、綿菓子って あとから手がベタベタニなるから ヤなんだけど。 ううん 仕方ないなぁ」

ぶつくさ言いながら 尊も満更でもない笑顔で懐から財布を取り出した。

「幾らなんだよ?」

「まいどあり! 500円です お客さん!」

「高いなぁ!? 元を正せば ほんのちょっとのザラメなのに…」

以前もそうだったけれど 片桐と話している時の尊の口調は 普段の口調とは全然違って かなり荒っぽい話し方になる。 もしかしたら、これが素の尊なのかもしれないと思えてしまう…と同時に なんだか悔しいような羨ましいような気分になる。
そんな時、けして焼きもちを焼いている訳じゃないって、なんだか訳の判らない言い訳を 自分にしてしまうのが釈然としない。

途絶えることなく流れてゆく祭り見物の人達の中で 立ち話をしているのは気が引けたけれど尊と片桐は そんな事は気に掛けずに 彼が転校してからのお互いの隙間を埋めようとするかのように 次から次へと話題が尽きずに話し続けている。
こうして、傍から見ていると まるで…


不意に、ちりちりと うなじが焼ける感じがした。


to be continued ……





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