残念な時帰呼が綴る 残念な感じのON>OFF生活


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ガラガラと車輪が 石畳を踏みしめる音

ゆらゆらと景色が揺れる


午後の陽射しが 頬を温め 午睡を誘い

いつしか、うとうとと まどろみに堕ちてゆく。


瞼の裏に描かれる 夢の欠片

其処には 君が居て 僕が居て…



大きな大きな不安に 押しつぶされそうな君の横顔

僕だけが知っている


君は 話下手だから

君は 本当の自分を見せようとしないから

君は 独りきりで 何もかも背負おうとしてしまうから

だから君は 誰よりも深く傷ついてしまうんだね。



笑っている君が好きだ

その笑顔は 世界中の誰よりも輝いている

(うん、誰よりも…)



僕だけが知っている 君の笑顔

固く、凍りついたような仮面の下に隠された 君の笑顔

 
ガタリガタリと馬車が揺れて

 不意に吹き寄せた冷たい風に僕は身を震わせる

(邪魔しないでくれよ…)


もっと もっと 夢見ていたい…

君と僕の 見果てぬ夢を…。



ずれ落ちそうになった掛け布が引き上げられ

ポンっ …と 軽く、僕の肩をたたく 君の満足そうな横顔


君だけが知らない

そんな君を、僕が 見ていた事を…



車輪は廻り、君と僕を 運んで往く

何処までも続く長い道程を


 遠くへ、

    遠くへと…



麗らかな日差しの中、

    まどろみに堕ちる前に


  僕は、
     君に聞こえないように




 小さな声で そっと言った







  「好きだよ」 …って






柄にも無く 詩のようなモノを書いてみた。



何処かに 視察に行く途中の車上なのか? それとも 彼の気まぐれの遠出なのか? 其れは知らないけれど、そんな事はどうでもいい。

オリオンは 「ついて来い」と言った彼の ただその一言が嬉しかった。


そんな感じのSSです。




 
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