残念な時帰呼が綴る 残念な感じのON>OFF生活


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おはようございます(^0_0^)布団の上に横になってパソコンを開いたところまでは記憶に在るのですが、ふと気付いたら 朝になっていた時帰呼です;;;

時間が無いというのに なんということだ! すべては残業だらけの仕事がいけないんだ!…と責任転嫁してみる;;;

そんな訳で、サンこそ名古屋の準備が進んでいません。 イベント前日は なんとか休日になりそうな気がするので その日には頑張ってなんとかします;;;;;

名刺とかも 用意したいところなんですが… はたして大丈夫か?自分←


本日は、とりあえずサンこそに持っていける事が確定している本【秘密】の一部をアップしておきますね。
内容は 早朝練習しているオリオンに赤毛の男が声をかけたことから始まる彼の少年時代の回顧 淡い恋心の物語りって感じのお話です。

宜しければ 以下へお進みくださいませ。





【秘密】

 ギシギシと軋む音がするほど満月の如く引き絞られた弓が 解き放たれるのを待ちきれぬとでも言うように キリリリと蔓を軋ませる。

並の弓兵ならば 僅かに引くことさえ難しい強弓を いともたやすく引き絞っているのは まるで乙女のような顔立ちの青年であった。

「別に 不思議がることないよ。 ちょっとしたコツさえ掴めば 誰にだって出来るさ」

事もなげに 屈託の無い笑顔で答える その顔には まだ少年の面影が色濃く残っているというのに、彼は 勇猛さにかけては この地中海を囲む諸国随一と謳われるアルカディア軍弓兵隊総指揮官の要職を任されていた。



誰も彼もが、午睡に眠りこけているかの平穏な昼下がり、涼風が吹き渡り、中天高く雲雀が鳴いている…。



ヒョウッ!と 空を切り裂く音。

放たれた矢は 真一文字に 通常の二倍の距離に設えられた標的目掛けて飛び、見事に金的を射抜いた。

「チッ!」

しばらくの間、矢を解き放った姿勢のまま、微動だにしなかった青年は 軽く舌打ちをすると、手にした弓を下ろし、矢が突き立った的を見据えて吐き出すように言った。

「駄目だ…」


「…何が 駄目なんだ?」


聞き覚えのある声が 背後から聞こえたが 青年は振り返ろうともせずに言い捨てた。

「なにもかも!」


「その中には、私も含まれているのか?」


青年は ようやくクルリと振り返ると 珍しく真顔で答えた。

「ああ、勿論。 しかもあんたは その中でも最悪の部類だ。スコピー」

「そいつは、知らなかった…。 よく覚えておくことにしよう」

スコピーと呼ばれた赤毛の男は 悪びれもせず笑顔で答えた。

この男、スコルピオスが 笑顔を見せるなど稀有なことである。

もっとも、笑顔といっても 常人のそれとは違い 唇の端を僅かに持ち上げた程度に過ぎなかったが オリオンにとっては それだけでも充分に無気味に思えた。 (スコピーが笑うなんて…!)

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