残念な時帰呼が綴る 残念な感じのON>OFF生活


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おはようございます(^0_0^)ネオチしまくりながら愛に生きる時帰呼です。

最近 色々 不安が多く 精神的に安定しないのですが なんとか生きています。


そんな事ばかり言っていられないので 昨日も少し文章を書いてみました。






 【星屑】その3


レスボスは 神の座に最も近い祈りの島であると同時に 交易の島である。

それは、どの国家にも属さない武力を持たない島でありながら 地中海世界に存在するあらゆる国に神託を授けるという 特別な役割を担っているが為に 全ての国から庇護されているからだ。

それゆえ、この島に 各国からの貢ぎ物を運び込む為に出入りする船は あらゆる国からの保護を受け 地中海を跋扈する海賊から襲撃される事も稀であった。
勿論、並の船乗り以上に命の危険に係わる生業の海賊達もまた信心深い海に生きる者であり 敢えて 神の怒りに触れる行為を行おうとはしなかったから、ある意味、レスボスへ出入りする船が神の加護を受けていると言ってもよいだろう。

そうした理由で 安全に航海出来たレスボスに係わる船は 貢ぎ物を運ぶ以外に お互いの船同士が積んで来た積み荷を取引するようになり、やがてレスボス島は、信仰の場であると同時に地中海世界における重要な交易の場となり、海上交通の要所となった。


ある春の嵐が吹き荒れた夜が明けた朝、レスボス島の港に 一人の男が降り立った。


港を行き来する屈強な海の男の中にあっても ずば抜けて大きな身の丈の 真夏の太陽のように髪を赤く燃え立たせた彼は、一度でも戦場に立った者ならば その名を知らぬ者など居ない さる王家の血筋に列なる男であったのだが、 平和に満ちたレスボス島では、彼の正体に気付く者は皆無であった。

「ほほぅ…、此処がレスボスか」

そう呟いた男の目深に垂らした前髪に隠された眼差しが 猛禽のように鋭く光った。


……to be continued.
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