残念な時帰呼が綴る 残念な感じのON>OFF生活


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おはようございます(^0_0^)

死にそうに落ち込んだ気分ですが なんとか【星屑】の続きを 今日も、少し書きました。

どんな時にも 約束は守るのです。 「文章、がんばるよ」








 【星屑】その4



レスボスの港は けして大きくはないが 活気に溢れ、不思議な事に、港町に付き物の陰欝な雰囲気は 何処にも無く、そこを行き交う人々は、誰もが生き生きとした明るい笑顔をして働いている。 これも全て レスボスの神の加護の御蔭と言えよう。


「ふむ、」

男は 何気ないように振る舞い 港の様子を見ながら 少しばかり歩いてみたが 自分が思っていた以上に港が栄えていた事に驚いていた。

成る程、この島を治めるソフィーという名の女が 並の国王以上の絶大な権勢を誇るのは 例の『神託』とかいう下らぬ世迷い言を授ける事だけではないようだな…。


そう独り語ちた男に声を掛ける者があった。

「殿下…、」

すると 男は 港の様子を見て廻っていた先程までの穏やかな表情とは打って変わった鋭い目つきで その者を睨み付けた。

「殿下は止めろ。 此処では ラコニアの只の交易商人アルギュロスに過ぎぬ筈だがな」

その名前は かつて 男が手に掛けた海賊の名だった。

「ですが、失礼ながら その成りで 歩き回られては いくら身分を御隠しになられても 目立ち過ぎてしまいます。御自重下さい」

「うむ、すまぬな」

そう言いながらも 男は 進言してきた者ゾスマを見て、こ奴もまた 只のラコニアの商人には見えぬなと思っていた。 それもそのはず、ゾスマは 自分と同じく戦場に生きる屈強の戦士であったのだから。 本来ならば ゾスマの仕える主は レオンティウスと言う王子であるが レオンが幼き頃より 偽名の男と共に戦場を駆け回っていた旧知の仲であったせいもあり、レオンに仕えながらも 偽名の男の為に陰ながら働く事もあったのだ。

「…して、アルテミシアという巫女は 見つかったのか?」

「先遣の者の報告によれば、たしかに アルテミシアという娘は この島に保護されていますが、どうやら只の巫女ではないようです」

ゾスマの言葉を聞きながら 偽名の男は、安堵と憤怒 そして憐憫の情が ない混ぜになった不思議な感情に囚われていた。



 ……to be continued
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