残念な時帰呼が綴る 残念な感じのON>OFF生活


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花の名を知らない。



彼女は、花が好きだった。

道を歩いていると草むらの、或いは花壇の花の美しさ可愛らしさに感嘆の声をもらし いつも携帯していたデジカメやスマホのカメラを向けていた。

そのデータフォルダの中には さまざまな花の写真が遺っている。

ふたりで歩いた道に咲いていた花々の姿。

今は、花弁を散らし枯れてしまった花の姿。

けれど、写真が遺っていて その可憐な姿を思い起こさせてくれる。

さまざまな思い出と供に……。

彼女は、花が好きだった。


今日も 天気がよくて あちこちに花が咲いている。

タンポポ、しろつめ草、それくらいなら 私も名前はしっているけれど、
あの小さな紫色の花はなんという名前なのだろう?

彼女ならば知っているだろうか?

ふたりで歩いた道の傍らに今年もまた花が咲く。

彼女にもう一度尋ねてみたい。

あの花の名は?


すると途端に 彼女の微笑みが甦る。

可愛らしい花のような微笑みが。






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